勃起の硬さを別ける”4つ”のポイントと効率的かつ効果的な対策法
中年にもなれば、勃起の硬さに違和感を持つシーンは多くなります。
「最近、起ち具合が悪い・・・」
「昔はもっと反り返るくらいだったような・・・」
「あれ?7~8割しか勃起しいない・・・」
などなど。硬さにまつわる悩みは人それぞれ感じ方が違います。特に40代以降から増える勃起症状の1つで、「老化」といえば一言で済むのですが、まだまだ楽しむためにもそんな言葉で片付けられるほど軽い問題ではありません。
そんな勃起に硬さについて今回は詳しく紹介したいと思います。
勃起の硬さが決まる仕組み
勃起は男性器の海綿体といわれる細胞に血液が流れ込み集中することで起こる現象です。つまり、硬さにおいて血液は最重要ポストにいるんです。
それでは簡単にフル勃起までの流れをおさらいしておきましょう。
勃起の始まりは性的興奮です。これが無ければ何も始まりません。
性的興奮は脳で誕生し、男性ホルモンの分泌と反復してどんどん膨れ上がります。その興奮情報を神経を通じて、男性器まで届けるとNO(一酸化窒素)が大量に分泌され、血管を広げてくれます。
NOの増加を察知すると同時にcGMP(サイクリックGMP)という物質も男性器周辺で増加し平滑筋という筋肉を緩めます。
通常モードだとこの平滑筋が引き締めて男性器(海綿体)に血液が流れ込まないようにしているから勃起しないわけです。もちろん、通常だとNOも大量に分泌されていたいので男性器周辺の血管も拡張されていません。
さて、この一連の流れで勃起の硬さが決まるわけですが、「イマイチ・・・」という人はこの一連の流れの中に何らかのアクシデントが発生しているわけです。
そのポイントが4つ。
- 性的興奮の強さ
- 血流(血管)
- 神経
- 平滑筋
このポイントが柔らかい勃起になってしまう原因でもあり、勃起を硬くするために重要になってくるわけです。それでは、なぜ柔らかい勃起になってしまうのか原因を紹介しましょう。
フニャッた柔らかい勃起になってしまう原因
何事にも「原因」というものがあります。勃起の硬さがイマイチという人は先程紹介した勃起の一連の流れの中になんらかの原因が隠されているわけです。
それではポイントを抑えながらその原因を追求していきましょう。
「もしかして、俺はコレかも?」と思うものもあります。
もちろん、医学や科学的に明確な根拠は診断してみなければわかりませんが、男なら感覚的にわかると思うので、少しでも参考になると思います。
1.性的興奮が小さい
勃起の仕組み上には欠かせないが性的興奮です。この興奮が少なければ勃起しません。この興奮を男性器まで伝えることがミッションなわけで、その贈り物が大きければ大きいほど勃起の硬さに反映するんです。
逆に興奮が届けられなかったり、小さかったりするとNOの分泌が増加できず、血管が十分に拡張されず男性器に流し込むことが難しくなるんです。
よって、勃起の硬度は低下してまいます。
1-1.ストレスが興奮を抑制する
性行為に対するストレスも含め、不安や緊張、焦りといった精神的なストレスは性的興奮を抑制してしまいます。
仕事や人間関係に対してストレスを感じている場合、そういった問題やマイナス感情が脳の中にいっぱいになります。言わば、性的興奮が誕生するスペースがない状況。
興奮が生まれたとしても、マイナス感情がチラついてしてまい、ガッツリ性的興奮に対して集中することができません。
1-2.マンネリで興奮が膨れ上がらない
夫婦間ではあるあるの話だと思いますが、パートナーへ対しての「慣れ」が膨れ上がるはずの性的興奮を萎めてしまいます。
また、マンネリによって行為から作業(ノルマ)と感じる場合もあり、「性」に関してて意識が薄れてしまうため興奮が膨れ上がらない場合もあります。
1-3.男性ホルモン低下で大きくできない
精力(性欲)とは性的興奮と男性ホルモンのキャッチボールによって膨れ上がります。この2つが情報を反復させることで雪だるまが転がるように大きくなります。
つまり、仮に性的興奮が発生しても、体内の男性ホルモンの分泌量が低下していると膨れ上がらないんです。
2.血流が悪いから海綿体に血液が流れ込まない
興奮が伝わり、体内にNOを増えれば血管が広がって血流は良くなります。しかし、もともとも血流が良い人と血流が悪い人では、勃起をするの際に流れ込む血液の量が違います。
血液が男性器(海綿体)へ送られる量が少ないわけですから、勃起できたしても硬度イマイチとなるわけです。
特に男性器周辺の血管は細い(毛細血管)ので、血流の悪さの影響をモロに受けてしまうんです。
2-1.動脈硬化は血流が悪くなる
血流を悪くする原因として有名なのが動脈硬化。血管の柔軟性がなくなり、血液が通る道が狭くなることで血流が悪くなってしまいます。
勃起は硬いほうが良いけど、血管は柔らかい方がいいんです。
2-2.血液がドロドロだと血流も悪い
血管だけでなく流れる血液の質も血流を左右します。
ドロドロの水よりもサラサラの水の方がスムーズに流れるのと同じく、血液もサラサラであればあるほど流れやすくなります。つまり、血液のドロドロ具合で血流は大きく変わり、勃起に影響を及ぼします。
3.神経の障害によってキチンと伝わっていない
神経は言わば「物流」の部分です。性的興奮を送る側の脳とそれを受け取る側の男性器をつなぐ道路のような役割を担っています。
その神経が何らかの形で障害を受けていたり、機能が低下してしまい上手く伝達できなければ、勃起の硬度に影響してしまいます。
糖尿病の患者にED併発者が多いのも、症状の特性から神経を傷つけるからだと言われています。
4.骨盤底筋(PC筋)の低下
骨盤底筋(別名:PC筋)は勃起の硬さよりも、勃起の持続力の方が大きく関係しているんですが、「硬度を保つ」という意味で重要な筋肉になります。
その名の通り、骨盤の下にあり、尿を止める時や肛門を締める時に使う筋肉で、男性器周辺にある筋肉です。
実は男性器に流れ込んだ血液が元に戻らないように支えてくれているのがこの骨盤底筋なんです。この筋力が衰えてしまうとせっかく男性器に集中した血液が漏れてしまい硬度が維持しにくくなるんです。
勃起の硬度を上げるための効率かつ効果的な方法
勃起を軟らかくしている原因がわかったところで、次は勃起の硬さを取り戻すために「やるべきこと」を紹介しましょう。
勃起に有効な対策法はたくさんありますが、中でも「硬さ」にこだわり、効果的かつ効率の良い方法をピックアップしてみました。
1.ジョギング(ウォーキング)
運動であれば何でもプラスなんですが、あえてジョギングをオススメするのは、勃起の硬度を高めるために複数の良いポイントが含まれているからです。
言わばお得なセットメニュー。
効果的かつ効率的に考えればジョギングはグンを抜いオススメです。
1-1.骨盤底筋に程よい負荷がかかる
まず、ジョギングは下半身を主に使うため腰より下の筋肉が鍛えられます。その中には硬度になる重要な骨盤底筋も含まれます。
踏み込む動作によって、常に適度な負荷が骨盤底筋にかかるため、鍛えられやすいんです。
1-2.下半身の筋肉を重点的に鍛えられる
男性ホルモンの分泌量と筋肉量はとても密接な関係で、筋肉を鍛えることで男性ホルモンの総量も増えることもわかっています。
人間の筋肉の70%は下半身にあります。つまり、下半身に主に負荷をけるジョギングはそれだけで70%以上の筋肉を鍛えるられるということです。
1-3.ふくらはぎが鍛えられ血行促進になる
「ふくらはぎは第二の心臓」と呼ばれているほど血流に関係している部分です。心臓から送られた血液を下半身からまた送り戻す際に重要なのがふくらはぎの筋肉になります。
要するに、ふくらはぎの筋肉がポンプのような役割をしていて、この機能が低下してしまうと下半身のみならず全身の血液の循環も悪くなります。
スクワットなどと違いふくらはぎの筋肉も頻繁に使うジョギングは効率的に鍛えられます。
1-4.ジョギングはストレス解消にも役立つ
最近では、うつ病とジョギングの医療研究が報告されるほど、精神やストレスとの関係が深いジョギング。
ランナーズハイと呼ばれる言葉もあり、実際にジョギングはセレトニン神経を活発化し、ストレス解消に役立つということも報告されています。
そのキーポイントとなるのが”リズム運動”で、同じ動作を反復する運動のジョギングやウォーキングはコレにズバリ当てはまるんです。
2.スクワットで手軽に骨盤底筋と下半身の強化
ジョギングよりも遥かに手軽にでき、下半身の筋肉を鍛えられるトレーニング(運動)といえばスクワットです。
しかも、ジョギングよりも骨盤底筋に負荷がかかるため、効率よく鍛えることができます。また、下半身の筋肉の中でも最も大きな太もも周辺の筋肉が重点的に鍛えられるのもオススメの理由。
時間がないサラリーマンの人でもどこでもできる手軽さと効果を兼ね備えたトレーニングです。
ちなみに、仕事で勃起の硬さを求められるセクシー男優の「シミケン」も欠かさず行っているトレーニングの1つです。
3.精力剤でアルギニン(シトルリン)を効率よく摂取する
精力剤でもお馴染みの成分「アルギニン」ですが、勃起の硬さの起点となっているNO(一酸化窒素)の発生させる役割をしてくれています。だからこそ、精力剤にも含まれているんです。
サイクリックGMPの濃度はNOの生成に比例していることが研究報告でわかっており、アルギニンは勃起の硬さにおいて最重要の栄養素と言っても過言ではありません。
普段の食生活でもアルギニンは摂取でき、欠乏することは少ないんですが、効率的に摂るには精力剤が最適です。
管理人も一時期、アルギニン摂取を考えた食生活に挑戦したことがありますが、3日間も続きませんでした。